王道と宿駅・施療院 INDEX HOME



■ 宿駅と施療院の分布について


TAT(タイ国政府観光庁)作成の地図


■タイ国内における宿駅と施療院の分布図

上記の地図は、TAT(タイ国政府観光庁)の作成したイサーンのクメール遺跡

 宿駅
 施療院
 石造神殿
 採石場
 大石造神殿
ピマーイ
パノムルン
ムアンタム
タームアン遺跡群
シーコラプーム
カンペーンヤイ
カオプラヴィハーン


■分布図から分かるもの

上記の分布図によって明らかのように、「宿駅」は「王道」に沿って築かれ、「施療院」は「王道」にとらわれずに分布している。その理由は次のように考えられる。

宿駅 スールヤヴァルマン1世からジャヤヴァルマン7世の時代に、王都アンコールを中心に交易のネットワークが確立した。タイ東北部のイサーンはこれらの物資を集約する重要な場所で、その拠点がピマーイだった。ピマーイに集約した物資を王都アンコールに運ぶため「王道」が整備され、その物資の管理、安全を確保するための役割を果たしたのが「宿駅」だったと考えられる。
施療院 「施療院」は「王道」との関連よりも、人や物資の集まる小都市の整備、発展のために配置された。チャンパを撃退したジャヤヴァルマン7世が国内各地に施療院を造営したのは、自らの統治能力を民衆に誇示し、信頼を構築するためだったと考えられる。


■作者が2018年3月現在、実際に探訪したイサーンの「宿駅」と「施療院」の分布図




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