クメールの展示のある博物館 INDEX HOME



■ クメールの展示のあるタイの博物館


スリン Surin National Mmuseum

クメール遺跡のコーナーには7世紀から13世紀の遺物が展示されている。また、外の回廊にも多数の遺物が展示されており、クメール遺跡好きには堪えられない博物館だ。

展示物の中に、現地で少ないプミポンやタームアントムの遺物、それとシーコラプームの遺物が多いのはうれしい。

2009年1月、「地球の歩き方」に載っている、スリンの博物館に来たが、どうも様子が違う。建物の中に入るが、ここは博物館ではない。そういえば、新しい博物館が出来たと聞いたが…

この建物に居た人に聞くが博物館の場所は分からず。隣の県庁に入り、博物館の場所を知っていそうな偉そうな人に聞く。214号線を南に5キロほど行った、左側にあるとの事。

何だい、この最新の「地球の歩き方’08~’09」の地図は、だから「地球の迷い方」何て言われるんだ!と、怒る「ふうみん」。

教えてもらった博物館に行く。素晴らしい外観の建物だ。「それにしても、駐車場に車が1台も無いわね?」と、「yayo」。「まだ開館したばかりだからだろう!」と、「ふうみん」。・・・その内、警備員が寄って来て、まだ博物館がオープンしていないとの事。…トホホ!


2010年12月

やっと、オープンしたとの情報を得て、スリンの国立博物館を訪問。

何故だか、入り口で入場料を徴収せず。


シーコラプーム(Prasat Si Khoraphum)の門とまぐさ石。

Angkor Wat Style

よくできたレプリカだ。



まぐさ石  Prei Kmeng Style  Prasat Phumphon 出土

クメール遺跡のコーナーに、うれしい事にプラサートプミポン(Prasat Phumphon)のまぐさ石があった。

プミポンはタイ国内最古クメール遺跡で、7世紀の建立とされる。まぐさ石は7世紀後半のプレイクメン様式で、両端に動物が彫られ火炎文様のアーチは直線状に表わされる。そして、アーチ上のメダルの数は3つだ。



まぐさ石  Pre Rup Style  Prasat District 出土



まぐさ石  Angkor Wat Style  Prasat Si Khoraphum 出土




まぐさ石  Angkor Wat Style  Prasat Si Khoraphum 出土



まぐさ石  Baphuon Style



石像3体  Bayon Style


聖水を流すソーマスートラ

頭の部分はマカラ



水牛に乗るヤマ(Yama)

Angkor Wat Style

Prasat Si Khoraphum 出土


獅子に乗るクベーラ(Kuvera)

Angkor Wat Style

Prasat Si Khoraphum 出土


青銅像、部分 男の顔

Baphuon Style

Ta Muen Thom 出土。


黄金の板

Baphuon Style

Ta Muen Thom 出土。



クメールの青銅像が飾られていた。真ん中の像はひときわ大きい。この様に大きな青銅像は珍しい。


ハンサ乗るブラフマー神

Angkor Wat Style

Prasat Si Khoraphum 出土


象に乗るインドラ神

Angkor Wat Style

Prasat Si Khoraphum 出土


水牛に乗るヤマ

Angkor Wat Style

Prasat Si Khoraphum 出土


蓮の花の尖塔

Angkor Wat Style

Prasat District 出土



側柱  Prei Kmeng Style  大変古い7世紀後半のもの。


説明文にはBodhisattva? と書いてあるが、この時代のクメール遺物に仏像ではあるまい。

腰を曲げたこのスタイルは、サンボールプレークックのドゥルガー像に似ている。

体をくねらせているのは、怒りを表しているという。

Sanbor Prei Kuk Style ~
Prei Kmeng Style

Ban Phumphon 出土
ということは、プラサートプミポンの神像だった可能性が大。


こちらは、隣に飾られていたドヴァラヴァティ様式の石像。

7~8世紀。



INDEX HOME