クメール遺跡の紹介 (カンボジア) INDEX HOME
11 Kbal Spean 年代 : 11世紀中葉
創建者 : ウダヤディティヤヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教


2007/06

シェムリアップから北へ50キロ、バンテアイスレイの前から13キロ。

ホテルを出て1時間20分で到着した。

山道の入り口に小川が流れ、そこに蝶が乱舞していた。

我々を歓迎しているようだ。


昨日のスコールのせいか、一段と空が青い。


木々が日差しを遮ってくれるが、それにしても暑い!


入り口から山道を35分歩くと石橋があり、その北側の川の中の岩に目指す彫刻があった。

ここは150メートルの川底の自然石に神々が彫られている。

1968年にジョン・ブルベーにより発見された。

横たわるヴィシュヌ神が2体とナンディンに乗ったシヴァ神があり、手前には千体リンガ。


横たわるヴィシュヌ神。


アナンタ龍に横たわるヴィシュヌ神。

残念な事にヴィシュヌ神の妻のラクシュミーの顔が削り取られている。無残だ。


聖牛ナンディンに乗るシヴァ神と妻のウマ。



川の対岸から眺める。



こちらのアナンタ龍に横たわるヴィシュヌ神もラクシュミーの顔が削り取られている。


川底に彫られた千体リンガ。


まるで奥入瀬渓谷を歩いているようだ。


蓮華上の四面神のプラフマー。


ヨニの中に5点形式に配置されたリンガ。


川底に彫られた千体リンガ。


聖牛ナンディンに乗って結婚式に向うシヴァ神と妻のウマ。

三神像。


カエルの石像。

伝説によると、カエルがバラモン僧が毒入りの水を飲もうとした際に身を挺して救ったという。


小さな滝があった。

陽光が差しこみ、滝の水が輝いていた。


駐車場に戻る帰路、巨大な樹木が立っていた。

とても暑いが、空気は旨い。
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