クメール遺跡の紹介 (カンボジア) INDEX HOME
09 Banteay Srey
年代 : 967年
創建者 : ラジェンドラヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教


2007/06

バンテアイスレイに着いて、まず最初の東塔門の破風の精緻なレリーフの美しさに目を奪われる。

カーラの上に象に乗ったインドラ神。


150メートルの参道の両脇にはリンガを模した境界石が並ぶ。



第一周壁を潜ると本殿が見える。両脇にはバライがある。

東塔門のまぐさ石と破風。


ラクシュミーに象が聖水をかけている破風のレリーフ。


第三塔門前のヨニ。


第三塔門前の牛の像。


第三塔門前の連子窓。


第三塔門前の蓮の花。


コロネット(側柱)には優雅な文様が彫られ、ビラスター(付柱)にはガルーダとマカラが交互に彫られている。

この写真の2点を見るだけでも、バンテアイスレイがクメール美術の最高峰に位置する事が理解できる。

しばし見とれる。


残念な事に、中央祠堂を中心とした中央部への立ち入りは禁止されている。


デヴァター像。中央部が立ち入り禁止のため15倍ズームにて撮影。

ただし、三脚を使わなかったので手ブレがおこる。


デヴァター像。


デヴァター像。


デヴァター像ばかり注目されるが、門衛像も美しくとても色っぽい。


中央部が立ち入り禁止の綱が張られている。


美しい建築。


美しい建築。


ラーマーヤナ物語の一話。

喧嘩するサルの兄弟と矢を射るラーマ王子の破風のレリーフ。


カイラーサ山を揺さぶる悪魔王ラーヴァナの破風のレリーフ。


シンハの足をマカラが口で支える。


悪王カンサの髪をつかんで踏み殺すクリシュナ神の破風のレリーフ。


連子は、はめ込み式だ。


門の曲線はナーガを模したのだろう。

美しい曲線の巻き込みが青空に映える。


帰ろうと思い参道の途中にある北側の建物に寄ったら、素晴しい破風のレリーフがあった。

阿修羅のヒラニヤカシプを鋭い爪で引き裂く、ヴィシュヌ神の化身ナラシンハ。
INDEX HOME