クメール遺跡の紹介 (カンボジア) INDEX HOME
06-01 Phnom Krom 年代 : 9~10世紀前半
創建者 : ヤショーヴァルマン1世
宗教 : ヒンドゥー教


2007/06

トンレサップ湖北岸に位置するプノンクロムは、アンコール3山の一つでサンセットの名所だ。

タクシーを降りて目の前の階段を見上げる。


残念な事に車で遺跡まで行く事は出来ない。山道を20分以上歩かなくてはならない。

一瞬躊躇する。「yayo」がせっかく来たのだから登ろうと言う。

写真は先を急ぐ「ふうみん」と、それに続くドライバー。「yayo」は喘ぎながら最後を歩く。


やっと、頂上だ。9世紀の終わりから10世紀にかけて造られた3基の祠堂が建っている。

ヴィシュヌ(北)、シヴァ(中央)、ブラフマー(南)の3神を祀ってある。


基壇に置かれた石像。


遺跡はかなり風化が進んでいる。「ふうみん」は残されたデヴァターを写す。


デヴァター像。


偽扉。


祠堂の横にはたくさんの石片が置かれていた。


ここは遺跡も価値があるが、頂上から眺める景色が出色だ。

南側には巨大なトンレサップ湖を望み、地平線まで続く一面の水田も見事だ。



カンボジアの大地の地平線と雨雲の間から夕日が漏れる。我々の他、観客は日本人一人と欧米人のアベック一組。日本人の方と帰り道に話をする。日本人専門のゲストハウスに泊まっており、そこのバイタクで1時間も前に来たが誰も居ず心細かったとの事。



2007/10


飛行機か眺めたプノンクロム。山の麓まで水が来ているのに驚く。トンレサップ湖の水位の増減の激しさを改めて実感した。
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