クメール遺跡の紹介 (カンボジア) INDEX HOME
03-04 Ta Prohm 年代 : 1186年
創建者 : ジャヤヴァルマン7世
宗教 : 仏教


2007/06

フランス極東学院は、タプロームを発見された当時の状況のまま残す方針を打ち出した。

入り口には観世音菩薩像の四面塔のある塔門。

一目でジャヤヴァルマン7世が建造したと分る。


ナーガの参道は通行禁止だった。


巨大なスポアンが絡みついた寺院。


スポアンの巨大さに感激。

この数日後に、ベンメリアやバンテアイチュマールを見たら、残念ながらここの印象が薄くなった感は否めない。


タプロームは非常に人気のある寺院で、観光客で一杯だ。

その半分以上を占めるのは、韓国人観光客。

その観光客に説明する韓国人ガイドの大声の韓国語のやかましさ。

せっかく、発見当時の静寂なタプロームの幻想的、神秘的な感慨に浸ろうと思ったが台無しだ。


デヴァター像。


まぐさ石と破風。


ラテライトの中に砂岩のまぐさ石があった。


大地の女神プーミデーヴァーが己の髪を振り絞る。

第四東塔門に彫られた、仏陀の一生の「降魔成道仏」の一場面のレリーフ。

写真の下側の仏陀像は削り取られている。


ダヴァターは一体づつ彫られている。


きれいな偽扉。


崩壊美の遺跡だ。
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