クメール遺跡の紹介 (カンボジア) INDEX HOME
02-2 Baphuon

年代:  1060年
創建者: ウダヤーディティヤヴァルマン2世
宗教:  ヒンドゥー教



2007/06

バプーオンに向う。「隠し子」という意味を持つ。

この寺院はかつてはバイヨンよりも高かったという。

この寺院はかなり前から修復工事中との情報を得ていたので、もしかしたらもう終っているのか?と一途な希望を持っていた。


本殿に向う200メートルの空中参道を歩く

この柱は円柱で、後世の王(ジャヤヴァルマン8世?)により、加えられたものだ。


1954年からフランス極東学院により断続的に行われている修復工事はまだ終っていなく、残念な事に入場出来ない。


東塔門にも入場出来無い。


経蔵の修理は終っていた。


2007/10

バプーオンは、断続的に行われている修復工事中。

6月に来た時は、本殿手前の東塔門から入れなかったが、今回は東塔門の中に入れる事が出来た。

前回より近くで眺められるのはとてもうれしい。


この工事の具合では、完成までかなりの時間を要するだろう。

この中央塔は、周達観が真臘風土記にバプーオンについて「銅の塔(バプーオン)は金の塔(バイヨン)より高い」と書いてあり、完成後にはその雄姿が見られる。


東塔門。



うれしい事に東塔門の中でまぐさ石が見られた。パプーオン様式(中央のカーラの上にはヴィシュヌ神、クリシュナ神、シヴァ神などが彫刻され物語性豊かな装飾。花綱の下で渦巻く葉状文様の彫りが深い)のパプーオンの名は、この寺院の名から付けられた。


空中参道の横の空き地には、これから修理に使用される石材が並べられている。

それを見ながら歩くのも、また一興。
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